皆さんは、診療中に名前や資格名を明記した名札やバッジをされていますか?
あるいは、初検の患者さんと名刺交換をしたことがありますか?

先日もお伝えした通り、免許証を持っていることを証明するカードが発行されます。
(はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師の免許証そのものが運転免許証サイズになればもっと使い勝手はよいハズなのですが…)

この必要性を感じられた方、感じられなかった方それぞれかと思いますが、今回は患者さんの目線でこのニュースを考えてみたいと思います。

初対面の相手と会ったとき、まず自己紹介をしない人はいないでしょう。
ビジネスの場では、名刺交換と自己紹介から始まるのが当たり前ですね。



さて、医療現場ではどうでしょうか?
はじめての患者さんとどんな風に接しているでしょうか。

私自身の受診経験を振り返ってみても、「医師の○○です」とか「はり師の▲▲です」と言ってもらったことは「ほぼ」なかったなぁと思います。

どんな人に施術してもらうのか。
今までの日本人は医療や医療従事者に対する絶対的な信頼感を持っていましたので、「おまかせします」という感覚の患者さんが多かったのは事実です。
なので、担当者の氏名を知らなくても特別不安に思うこともなかったですし、「自分のこととはいえ、お医者様に要望を言うなんて・・・」という感じで、医師や医療従事者の言うがままということがほとんどでした。同じような感覚であはき師に対しても「お任せします」という患者さんが多かったのではないでしょうか?

しかし、今はどうでしょう?
患者さんの意識は大きく変わりました。
医療=サービス業のひとつ といった捉え方をする人も少なくありません。

どんな人なのか。
どんな治療なのか。
そもそも有資格者なのか。

「人 対 人」の基本的な関わりを患者さんは当たり前に求めているはずです。

話をカード型証明証の導入に戻しましょう。

患者さんが皆さんの元へ来院する場合にはその場に鍼灸師などが居る、という前提が患者さんの気持ちの中に(頭の中に)成り立っていますので、施術中に免許証を提示するという必要性はあまりないでしょう。

ところが、往療の場合はどうかというと、施術所の中のような掲示物がありませんので自宅に来てくれた医療者が誰なのか、ちゃんとした有資格者なのか、といった情報を得ることが困難な状態で施術を受けることになります。
残念なことに、無資格者の施術が後を絶たない状況を考えてみても、皆さんたちの身分を明らかにすることで患者さんに安心した施術を提供することができると言えます。

立場をキチンと明かすことは、患者さんに理解してもらい安心してもらうという意味ではインフォームドコンセントの第一歩です。
今回のカード型免許証導入は、こうした患者さん目線でのメリットも大いに考えられると感じられました。


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