近年、個人情報保護が非常に重要視され、何でもかんでも全て「個人情報」と言われている向きもあるように感じます。
極端な例では患者さんの中には初検時に名前を書くことすら嫌がる方もいるようです。
このような方だと問診票(便宜的に問診票とします)に名前を書くことすら拒否しますので、住所や電話番号、生年月日なども書いてもらえることはないでしょう。
こんな場合、カルテも作ることができませんが、あなたならどうしますか?

リラクゼーション目的の無資格者のお店では名前などを書かないこともあるので、「マッサージはどこでも名前などを明かさなくてよい」と考えている患者さんがいるのも事実です。
しかし、有資格者となるとそうはいきません。
そもそも、施術の記録をしても誰に対しての施術かも記録できないので、施術記録としてもカルテとしても成立しません。
保険を使う場合には施術の記録が必要ですので、保険を使って施術することはできません。
もっとも、保険を使う場合には同意書などが必要なので、ある程度は分かりますが…

問題は自費の場合です。
対応策は3つあります。
1.記録を作らない。
2.名前を適当な仮名などで記録を作る。
3.施術を拒否する

この中で1と2は問題が起きる可能性があります。
条例などで施術記録の保管を定められている場合、記録なしは話になりませんし、仮名は虚偽記載とも言えます。
保健所に検査された場合に面倒臭いことになってしまうかもしれません…
面倒臭いことにならないようにするには、キチンと事情を説明して名前などを書いてもらうか、施術を拒否するしかないでしょう。
くれぐれもインチキはしないでくださいね。