患者さんとのコミュニケーションを取るとどのようなメリットがあるのでしょうか?
患者さんは施術者と会話が弾み、心も通えば常連さんになってくれるでしょう。
患者さんが色々話をしてくれれば、生活習慣や痛みの原因が詳しくわかるかもしれません。
場合によっては他の患者さんを紹介してくれるかもしれませんし、
さらには口コミで宣伝もしてくれるかもしれません。

コミュニケーションを取ることは、いいことづくめのようです。

前回は「インフォームド・コンセント」という言葉を使いましたが、基本的には人と人の会話であることには変わりません。
まれに「自分の意見を押し通せばいい」とか「患者さんを従わせろ」という方もいらっしゃいますが、
自分が患者さんの立場だったらその院にまた行きたいと思いますか? 思わないと思います。
と、いうことで今回はコミュニケーションの取り方の1つをご紹介します。

コミュニケーションの基本は「話すことではなく、聞くこと」です。
自分からどんなに話をしても、患者さんに興味のない話であれば話を聞いてもらえません。
ところが、患者さんに話してもらう分には患者さんは自分の話をどんどんしてくれます。
自分の話を聞いてもらえるというのは気分がいいものですしね。

ということは、患者さんに「最近、痛みの原因になるようなことありましたか?」と聞いても、
患者さんは「痛みの原因ってなに????」で返事もなくなってしまいます。
たとえばですが、「最近、良いことがあって動きすぎたりしませんでしたか?」と聞くと、
簡単に答えられると思います。さらには、「こんないいことがあってね」とか
「いいことはなかったけど、こんなことがあった」と話してくれるかもしれません。
こんな感じで患者さんに話してもらいやすい質問をするのも一つです。

次回からは別の話し方についてお話します。