掃除をする場所

今回はお店の掃除について書いています。
みなさんはお店の掃除はどのような場所を中心に掃除されますか?
広いところ、ベッドの下、部屋のすみ、トイレなどいろいろありますが、お店の前もちゃんと掃除していますか?
また、「向こう三軒両隣」というような言葉もありますが、ご近所付き合いもできていますか?

この「向こう三軒両隣」ですが、意味を誤解している方も結構いるので念のために説明しておくと、
自分の家の向かい側三軒と、自分の家の両隣を指します。自分の家から駅の方に向かって3軒とかではないですよ。

向向向
道道道
隣自隣

こう書くとわかるでしょうか?

話は脱線しましたが、仕事柄か鍼灸マッサージに関係するお店の前を通ると、どんなお店か気になります。
よくよく観察してみると、自分のお店の前だけはキレイになっているところもあれば、隣も含めてキレイに掃除されているところもあります。
中にはお店のチラシが散乱していてもお構いなしのお店もありました。
ひどいところになると、缶ジュースの缶を灰皿にしてお店の前に置きっぱなし。スタッフが出てきて灰皿として使っていたところもありました。
これって、患者さんから見たらどう映るでしょうか?
汚いお店に人は来ません。


たとえばの例を出してみましょう。
お店の前の掃除の状況が違うお店がありました。この中で、新患が一番多いのはどのお店でしょう?口コミや広告などがない前提で考えてみてください。
A店:施術の腕では非常に優秀だが自分のお店の前も両隣もゴミが散乱していて汚い状態。
B店:施術の腕は並で、自分のお店の前はキレイに片付いている。でも、両隣はゴミが落ちている。
C店:施術の腕は並で、自分のお店の前と両隣のお店の前もキレイに掃除が行き届いている。

どうでしょうか?
A店でないことは確かでしょう。
では、B店かC店となりますが、初めての患者さんの気持ちになって考えてみると少しでもキレイなお店に行きたいと思うのが人情です。
少しでも新患を増やすためには・・・多少の努力も必要かもしれませんね。
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休みの理由

昨日、1月24日は九州の方では雪が積もったようですね。
奄美大島でも115年ぶりに雪が降ったという話もニュースに出ていました。
滑ってケガなどされませんでしたでしょうか?

さて、この雪ですが、元々雪の多い地域ではほとんど話題になることはありませんが、東京などの都市部では5cmも積もっただけで交通機関がマヒしたりしてしまいます。
元々人口が多いため、電車の本数も多く、電車の事故を避けるために間引き運転をするとその分人が乗れなくなるので混雑すると言った具合です。
お店も「今日はお客さんが来ない」という理由だけでなく「自分達が出勤できない」という理由でお休みになっているところも見かけました。

このお店のお休みですが、自分のお店を何らかの都合で臨時休業しなければいけない場合、どのような理由を患者さんに伝えて休みますか?
1.正直に理由を話す
2.適当な理由をつけて休む
3.何も言わずに突然休む

普通に考えれば3はあり得ませんね。
患者さんがせっかく来院してくれたのに、来たらシャッターが閉まっていた。これでは廃業したのかと疑われてしまいます。
せめて貼り紙の1枚でもしておくべきでしょう。

逆に1の「正直に理由を話す」について考えてみましょう。
これは、時と場合にもよります。
例えば「プライベートな用事で休みます」だと「私の治療より自分のプライベートが優先?」と思われかねませんし、「病気のために休みます」だと「いつ復帰するの?」や「こんな自己管理もできていないところにかかっていて大丈夫?」と思われかねません。
でも、「町内のお祭りに協力のためお休みします」だと好感度は上がるかもしれません。
理由次第で良い方にも悪い方にも取られるものです。

最後に2の「適当な理由をつけて休む」ですが、この適当は「いいかげん」ではなく「適切な」に近い意味の適当です。
例えば、「学会出席のためお休みします」や「治療法勉強会参加のためにお休みします」、「セミナー参加のためにお休みします」であれば、患者さんも「この人は一生懸命勉強しているのだな」と感じてくれるかもしれません。

「どれが正しい」と言うのはありませんが、患者さんを相手に商売をしているのですから、大切にしなければいけないのは患者さんです。
そのためにも「患者さんが納得できる理由」をつけてお休みするのが、患者さんに逃げられない、そして信頼される方法でもあります。
告知方法も、お店の入り口に貼り紙をするだけでなく、ホームページなどに掲載して、少しでも多くの人に告知するのもいいでしょう。
できるだけ「がっかりさせない」ことが大切です。
それでも、告知に気づかない人も出てきますので、お休みする場合にはできるだけ早く、前もって告知しておきましょうね。
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言葉・・・適切に使っていますか?

最近うかがった先で、言葉を間違えて使っている方がいらっしゃいました。
良く出てくる例ですが、「模擬実験」や「試算」の事を何と言いますか?
A:シュミレーション
B:シミュレーション

これは簡単ですよね?
答えはBのシミュレーションです。英語で書けばすぐ分かります。simulationと書きます。
これを患者さんの前で言っていると恥ずかしいですよね。。。

今後は患者さんにはわからないかもしれない用語。
穿刺は何と読みますか?
A:せんし
B:せんさく

もちろん答えはAの「せんし」です
これも患者さんの前で行ってしまうと恥ずかしい内容です。

なぜ、こんな事例を出したかと言うと、、、
「恥をかかないため」です。

患者さんにどんなに一生懸命説明しても、どんなに一生懸命施術しても、
「この人知識無いんだ」と思われた瞬間にプロとしての信用をすべて失います。
だからと言って、患者さんに難しい言葉や専門用語を使っても通じません。
患者さんに「肘の屈曲」と言っても通じません。「肘を曲げる」と言わないと患者さんは「???」になってしまいます。
「当たり前じゃん」と思った方。ぜひその気持ちを忘れないでください!
「なんで?」と思った方。初心に戻ってみてください!

専門外の領域の専門用語を使われても意味が分かるわけありません。コミュニケーションが取れないのですから。
ところが、今回簡単な調査をしてみたところ、このような専門用語で説明をしたがる方が約1/3程度いました。
割合で言えば3割3分。人数なら3人に1人。結構な人数です。
専門知識と技術でお金をいただいているのですから、言葉は正しく使って見下されないようにしましょうね。
1人が恥をかくと業界全体が「この業界はダメな人たちなんだ」と思われてしまいます。
ちゃんとした言葉で、ちゃんと対応して、良い治療につなげましょう!
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国家試験という試される場所~その3~

早いもので1月も半ばです。
暖冬とはいいつつも、やはり朝の冷え込みや吐く息の白さには、冬真っ只中を感じますね。
今年のはり師、きゅう師国家試験までもあと1か月半です。

前回のブログで取り上げた問題、いかがでしたか? 問題をもう一度振り返ってみましょう。

28歳の女性。全身倦怠感の増強を主訴に来院した。
1週間前に自宅近くの診療所で妊娠と診断された。
5日前から悪心と嘔吐とが出現し、自宅下経過を見ていたが改善せず、食事摂取が困難になった。
超音波で子宮内に胎嚢と心拍動を有する胎芽とを認める。
血液所見:赤血球430万 Hb14.8g/dl Ht46% 白血球12,100 血小板32万。
輸液を行うこととした。
輸液に加えるべきものはどれか。

a:ビタミンB1  b:ビタミンB2  c:ビタミンB6  d:ビタミンB12  e:ビタミンC

3つの解答プロセスを辿って解答を導いていただきましたが、では解説を少々。

1.出題分野は?

この問題は産婦人科分野の出題と分類されてました。
問題に設定されている患者さんのアセスメントを読んでいけば、妊婦さんに対する対応について、ということはすぐに思いつきますね。

2.解答に必要な知識は?

産婦人科分野の出題ですが、最終的に問われていること、また選択肢として挙がっている内容はビタミンについてです。
ということは、どうやら生化学や栄養関係の知識が必要そうです。

3.では、問題の本質は?

回答までの①②のプロセスを経ると、頭の中には「妊婦」というキーワードが居座っている感覚になります。
ということは、産婦人科の問題なので、これから行う処置(ここでは輸液)について妊婦さんという特殊な状態を考慮することが必要だろうか? と思えてきますね。

ですが、これがこの問題の落とし穴です。
実はこの問題は、「ビタミンB1が糖質代謝に欠かせない栄養素である」ということだけを聞いている、産婦人科の問題と見せかけた生化学、生理学分野の問題なのです。
なので、答えはaの「ビタミンB1」です。

つまり、問題文中に設定された「妊婦」ということも、血液所見も、これはある意味の引っ掛けです。
強いて言うならば、つわりで食事が難しいことから十分なカロリー摂取ができていないことが想像できます。そこから問題文中の「輸液」は高カロリー輸液、すなわちブドウ糖が投与されたと推測し、選択肢にあがっている栄養素と関連させて、体内での糖質代謝と栄養素との関係に関する知識を引き出してくれば答えが出せます。

また、この医療系資格では現場実習が必須ですので、「高カロリー輸液を行う場合にビタミンB1を併用しないと重篤なアシドーシスが発現する」という輸液を実施する上での必須事項に気付いて実習や見学を行った経験も、解答を導く一助になります。


今回、この国家試験問題を紹介したのは、単に引っ掛け問題を紹介したかったわけではありません。
皆さんの日々の治療においても、目に見える症状や患者さんの主訴にとらわれて、問題の本質を見失ってしまっていることはないか、という問いかけでした。
これまでのブログでもご紹介したように、問題を解決するためには情報収集と分析を丁寧に行い、名に見える問題の背景を明らかにすることが必要です。

また、アセスメントを行うと、時に物事はとても複雑に思えてきますが、実は意外と単純なことが問われていたり、障壁となっているということもよくあります。
解決に経験が役立つことももちろんあります。
そのためにも、日々の症例を丹念に診て、気づきを記録し、蓄積することで、それは今日の患者さんのニーズに応えるエビデンスとなるのではないでしょうか。

受験生の皆さん、頑張って!!
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国家試験という試される場所~その2~

七草が過ぎ、成人式のニュースの次はいよいよセンター試験の話題が聞こえてきます。
1月2月は大学を始めとして様々な受験のピークで、特に医療系国家資格の試験は2月から3月上旬に集中しています。今年のはり師、きゅう師の国家試験は2月28日に実施されます。

さて、前回は最近の国家試験の傾向についてご紹介をしましたが、今回も国家試験を話題に取り上げたいと思いますが、いきなりですが問題です。

28歳の女性。全身倦怠感の増強を主訴に来院した。
1週間前に自宅近くの診療所で妊娠と診断された。
5日前から悪心と嘔吐とが出現し、自宅下経過を見ていたが改善せず、食事摂取が困難になった。
超音波で子宮内に胎嚢と心拍動を有する胎芽とを認める。
血液所見:赤血球430万 Hb14.8g/dl Ht46% 白血球12,100 血小板32万。
輸液を行うこととした。
輸液に加えるべきものはどれか。

a:ビタミンB1  b:ビタミンB2  c:ビタミンB6  d:ビタミンB12  e:ビタミンC

この問題もとある医療系資格の国家試験で2015年に出題された問題です。
最近ではこのような状況設定問題の出題割合も増え、またその事例内容や設定条件も非常にリアルになってきています。
単なるペーパーペイシェントの事例検討だけでなく、臨床実習や現場実習で様々なケースに携わって、授業で習った知識と実際の症例とをしっかりと関連付けて理解できているかどうかが解答のキモとなるような問題です。

今回はいきなり答えを出すのではなく、3つの解答プロセスを経て答えを導き出してみましょう。
まずは、この問題はどの分野から出題されているのかを想像しましょう。
次に、問題を解くためにはどのような分野の知識が必要となるでしょうか。
ここまでくればおのずと答えは出てくると思いますが、最後に、問題の本質は何かを考えてみていただきたいと思います。

さて、皆様はどのように考えますか?
久しぶりに学生時代に戻って、受験生気分を味わってチャレンジしてみませんか。
次回のブログで解説をいたします。お楽しみに。
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本年もよろしくお願いいたします

2016年がスタートしました。

皆様にとって、今年はどのような年になるでしょう?
どのような年になることを願っていらっしゃいますか?

鍼灸サポートでは、皆様のお役にたち、「あの情報があってよかった。」「あのカルテがあって便利だった。」などと言われるような年にしたいと考えています。

名前の通り、サポートをするのが仕事ですので、皆様の活躍をお祈りしております。
本年も頑張ってまいります。本年もよろしくお願いいたします。
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