インシデント/アクシデントの実例4~インシデントレポートの分類の意味~

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今回はインシデントレポートの書き方の詳細編です。
前回はインシデントレポートの概要をザックリと書きましたが、どんな項目があるかだけでしたので、今回から何回かに分けて何のために取得している項目なのかを解説していきます。

目的の整理

前回も書きましたが、インシデントレポートは実は非常に大切な書類です。
自分1人でお店を回していたとしても、インシデントは意外と忘れてしまうものですし、複数人でお店を回していると気づかない失敗も多くあるものです。
ある一定の時に振り返って失敗の傾向を見つけることで、「自分はこういう失敗が多いのだな。」と振り返ったり、「ここではこんなところに気を付けなければいけないのだな。」という反省と対策に使うものです。
なので、レポートの目的はインシデントやアクシデントを減らすこと。ひいては、患者さんの満足度を上げることでもあります。
患者さんの満足度が上がれば、売り上げも上がるでしょうし、良い方向へのサイクルを作るキッカケにもなり得ます。


分類の整理

インシデントレポートの中で一番重要な項目は「分類」です。
前回の内容でいうと
5.インシデントの分類
7.事象の分類
が該当します。

これは、目的で書いた通り、「失敗の傾向を掴む」ために必要なものです。
例えば、インシデントの分類は、
「手技によるもの」なのか、「患者さんの誘導」によるものか、はたまた「アセスメントができていなかった」、もしくは「店内のレイアウトの問題」など、失敗の傾向を掴むために分類を作ります。
お店ごとに傾向は違うでしょうから、自分で好きなような分類を作ってよいのですが、あまり細かくしすぎないことがポイントです。

同じように「事象の分類」では失敗がミスや事故が患者さんにまで影響したか、防止できたか。防止できたのであれば、自分で気付き防止できたか、他の人の気づきで防止できたか、などインシデントの大きさを記載して、影響度をわかりやすくします。

この2つを組み合わせることによって、どんなレベルのどんなミスが頻繁に起きているか、傾向が見やすくなります。
自分のお店でどのようなミスが起きているか把握して、もっと良いお店にしてくださいね。


次回は分類の話をさらに掘り下げて解説していきます。
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