国家試験という試される場所~その2~

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七草が過ぎ、成人式のニュースの次はいよいよセンター試験の話題が聞こえてきます。
1月2月は大学を始めとして様々な受験のピークで、特に医療系国家資格の試験は2月から3月上旬に集中しています。今年のはり師、きゅう師の国家試験は2月28日に実施されます。

さて、前回は最近の国家試験の傾向についてご紹介をしましたが、今回も国家試験を話題に取り上げたいと思いますが、いきなりですが問題です。

28歳の女性。全身倦怠感の増強を主訴に来院した。
1週間前に自宅近くの診療所で妊娠と診断された。
5日前から悪心と嘔吐とが出現し、自宅下経過を見ていたが改善せず、食事摂取が困難になった。
超音波で子宮内に胎嚢と心拍動を有する胎芽とを認める。
血液所見:赤血球430万 Hb14.8g/dl Ht46% 白血球12,100 血小板32万。
輸液を行うこととした。
輸液に加えるべきものはどれか。

a:ビタミンB1  b:ビタミンB2  c:ビタミンB6  d:ビタミンB12  e:ビタミンC

この問題もとある医療系資格の国家試験で2015年に出題された問題です。
最近ではこのような状況設定問題の出題割合も増え、またその事例内容や設定条件も非常にリアルになってきています。
単なるペーパーペイシェントの事例検討だけでなく、臨床実習や現場実習で様々なケースに携わって、授業で習った知識と実際の症例とをしっかりと関連付けて理解できているかどうかが解答のキモとなるような問題です。

今回はいきなり答えを出すのではなく、3つの解答プロセスを経て答えを導き出してみましょう。
まずは、この問題はどの分野から出題されているのかを想像しましょう。
次に、問題を解くためにはどのような分野の知識が必要となるでしょうか。
ここまでくればおのずと答えは出てくると思いますが、最後に、問題の本質は何かを考えてみていただきたいと思います。

さて、皆様はどのように考えますか?
久しぶりに学生時代に戻って、受験生気分を味わってチャレンジしてみませんか。
次回のブログで解説をいたします。お楽しみに。
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