御侍史と御机下

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医師に手紙を書くときに宛名はどのように書いていますか?
○○先生
○○先生御机下
○○先生御侍史

宛名の書き方にはいろいろありますが、どれも正解です。
時々「○○先生様」と書く方がいらっしゃいますが、これは二重敬語になり間違いですので今すぐやめましょうね。

「御侍史(おんじし・ごじし)」「御机下(おんきか・ごきか)」はあまり見慣れない方もいらっしゃるかもしれません。
これは脇付(わきづけ)と言って、手紙の宛先に添えて敬意や注意を表すために使用する言葉です。
本来は「侍史」「机下」で使い「御侍史」「御机下」は二重敬語になるのですが、このように書くことが慣例になっているようです。

意味としては次のような意味です。

「机下」は、中国の用語で「自分の手紙など取るに足りないものだから、机の下にでも放っておいて時間がありましたら読んでください。」という意味の謙譲表現。
「侍史」は、「先生のような位の高い人に直接手紙を書いて渡すのは畏れ多いので、侍史(お付の人)が開けて取り次ぎしてください。」という尊敬表現。


脇付は手紙の宛先に添えて敬意や注意を表すために使用する言葉です。正式には縦書きの場合、宛名(「様」などの敬称はつけます)の左下に脇付を書きます。
そのまま続けて書くことも多いのですが、

なお 「御侍史」の「(さむらい)」を間違えて「(まつ)」とする例をときどき見かけます。
宛名を間違うのと同じくらい恥ずかしいことなので、文字を間違えないよう気を付けましょう。


参考)正式な脇付の例



担当の医師の名前がわからない時の宛名書きはこちらの記事で紹介します。
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