「話し上手」と「聞き上手」どちらになりますか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
皆さんは「話をする」のと「話を聞く」のとどちらが得意でしょうか?
多くの人は「おしゃべりは好きだけど、人に分かるように話をするのは苦手」や「上手に話せるようになりたい」と思うのではないでしょうか?

さて、鍼灸マッサージの施術を受けにくる患者さんは施術の効果はもちろんのこと、施術者に何を求めているでしょうか?
実は「話を聞いてほしい」という思いを持っている方が少なくありません。
本来、人間はコミュニケーションを取る生き物であり、話すことは好きであるはずです。
上手に話をすることが出来なくても、話すこと自体、場合によってはおしゃべりが嫌いという方は多くないと思います。
お爺ちゃん、お婆ちゃんが孫の話を始めると延々と話が続いて終わらないように、誰でも自分の話を聞いて欲しいと思うものです。特に悩みや愚痴は聞いて欲しいと思う内容のトップです。

ここで、「ん?悩み?」と気づいた方もいらっしゃるかもしれませんね。

身体の調子が悪いのも悩みの1つです。患者さんに上手に話を振ってあげれば、患者さんは自分の身体の話をしてくれ、思いがけず治療の助けになる情報を聞き出だせることもあります。
患者さんも一方的に質問攻めにされるよりもゆったりとした気持ちで自分の思いを話せた方が施術者を信頼しやすい傾向もあります。これは病院で人の話を聞かないドクターより、話を聞いてくれるドクターの方が人気があるのと同じです。
たとえばですが、自分から「膝の調子はどうですか?」と聞いても患者さんは「膝はまだ痛みます。」としか返ってこないかもしれませんが、「スーパーまで歩かれたんですね?買い物に不自由はありませんでしたか?」と聞くと「膝はずっと痛いけど、買い物カゴを持っていると腰が痛かった」と返ってくるかもしれません。
患者さんにしてみれば、施術中に治療の理論を延々と繰りしゃべられても自分の理解のキャパを超えてしまいます。むしろ、自分の無駄話に付き合ってくれた鍼灸マッサージ師の方がよっぽど好感がもて、結果として「この人はいい人だから、また施術をお願いしたい」と思われることも出てきます。

実は自分が話し上手になるよりも、相手にたくさん話してもらえる「聞き上手」の方が、患者さんから喜ばれやすいのです。
患者さんの話をじっくり聞くことができれば、患者さんの抱えている本当の問題や悩みが分かり、望まれている施術を行うことが出来るようになります。

このように、話し上手になるよりも、聞き上手になった方がメリットは大きいものです。まったく喋らないのは別の問題ですが、話し上手になれずとも、ぜひ聞き上手になってください。その方が患者さんにも自分にもメリットは大きいはずですよ。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。